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徐々に強弱を変化させる記号

感情の起伏は、いきなり強くなったり弱くなったりするだけではありません。
あふれ出る感情が徐々に強まったり弱まったりすることもあります。

 

演奏中、徐々に強弱を変化させる記号も、もちろんあります。

 

 

徐々に変化させる

強弱を徐々に変化させる記号の代表格は

・クレッシェンド
・デクレッシェンド

 

の2つです。

 

楽譜上ではそれぞれ cresc. decr.と書かれたり、
不等号のような記号で書かれたりします。
pic97.gif

 

使い方は見たままのイメージ通りです。

 

クレッシェンドは、演奏する音を徐々に強く・大きくしていきます。
デクレッシェンドは、徐々に弱く・小さくしていきます。

 

文字で書かれている場合は、文字の場所から徐々に変化させます。

 

記号は、変化させるに合わせて長さが変わります。
この記号の範囲の内で徐々に変化させていきます。
この長さで、変化させるスピードを指示できるのですね。

 

楽譜のどこに書いてある?

クレッシェンド等は、基本的に五線譜の下に書かれます。

 

しかし楽譜によっては、上に書かれていたり、
五線譜の中に書かれていることもあります。

 

どこに書かれていても、慌てずに強弱の変化をつけましょう。

感情表現は、音楽を演奏するうえでとても重要なものです。
それだけに、楽譜上ではたくさんの記号が使われています。

 

 

一瞬だけ強調する

徐々に変化するのと反対に、その瞬間だけパッと音を強くする。
そんな記号もあります。
いくつか紹介しましょう。

 

アクセント

アクセントは、指示された音だけを強くして、目立たせる記号です。
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こんな風に、不等号のような記号で書かれます。
クレッシェンドと似ているので、間違えないように注意しましょう。
音符の上に、小さく書かれているのがアクセントです。

 

スタッカート

スタッカートは、音を短く切って演奏します。
pic99.gif

 

音符の上に、小さな点が書かれます。
一瞬だけ音を出して、すぐに止めるように演奏します。

 

 

少し大げさに

音楽の演奏における感情表現は、とても大事です。

 

初心者のうちは、こういった強弱を表す記号が出てきたら、
少し大げさなくらい変化させても良いでしょう。

 

そうやって、演奏のメリハリをつける感覚を早めに身に付けましょう。

 

演奏の例を見てみましょう。

 

強弱の感覚は、演奏する人の個性によって異なります。
曲調や前後の雰囲気によっても強弱の加減は変化します。

 

大事なのは「強弱・メリハリをつける」という意識を持って演奏することです。

 

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