【スポンサーリンク】

 

分数コード

コードは普通、1度の音(root)を一番低い音にします。
しかし時には、3度や5度の音が一番低い音になることもあります。
これを分数コードと呼びます。

 

 

転回系

コードの構成音を入れ替えて音の並びを変えたものを、
「転回系」とか「転回コード」と言います。
pic82.gif

 

こんな風に、一番下にある音を1オクターブ上げたり、
1番上にある音を1オクターブ下げたりして転回させます。

 

 

オン・コード

コードを転回させて、1番下の音がルート以外になったものを
「分数コード」とか「オン・コード」と言います。

 

楽譜上ではこんな風に記されます。
pic83.gif

 

3種類の書き方が良く使われますが、どれも同じコードです。

 

書き方がいろいろあるので、混乱しやすいのですが、
1番下になる音が"分母"で、元のコード名が"分子"になる。
これさえ覚えておけば難しくはありません。

 

/(スラッシュ)で区切る場合は、左側が分子、右側が分母になります。
パソコンなどで分数を表記する時と、同じ形ですね?

 

「C on E」という形で書かれているときは、
「Eという音にCというコードが乗っていますよ」という意味です。

 

 

本当に分数みたいに書くから「分数コード」って言うんですね。
とても簡単ですね。

 

第1転回系

下の図のように、1度の音を1オクターブ高くすると
pic84.gif

 

3rdの音が一番下になりますね?
こんな風に3rdが分母になったときは「第1転回系」と言います。

 

Cのコードの第1転回系は、3rdのEが一番下になります。
C/E
と記されます。

 

第2転回系

さらに、3度の音も1オクターブ高くすると
pic85.gif

 

5度の音が1番下になります。
5thの音が分母になったときは「第2転回系」と言います。

 

Cの第2転回系では、5thのGが一番下になります。
C/G
という表記になります。

 

 

分数コードを聞いてみよう

Cコードを例に、第1転回系と第2転回系の音を聞いてみましょう。

 

どうですか?
何となくで良いので、響きの違いを意識して聞いてみましょう。

 

【スポンサーリンク】