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セブンス・コードで混乱を防ぐコツ

では今回は、コードを学ぶ上で最初にして最大の障壁となる
"セブンス・コード"の表記について説明していきましょう。

 

 

セブンスのコード記号

まず最初に、セブンス・コードの記号をどう書くのか見てみましょう。

 

・長7度 = M7th(メジャー・セブンス)
・短7度 = 7th(セブンス)

 

と書くんですね。

 

「えぇぇっ!?」と思う人もいるかもしれません。
たしかに、ここまでこのサイトを読んで来たならば当然の反応です。

 

 

前回でコード名の書き方を学んだ時は、
メジャー・コードには何もつかず、
マイナー・コードのときは「m(マイナー)」の文字がつきました。

 

 pic79.gif

 

同じ「エム」の文字なのに、メジャーになったり、マイナーになったり、
全く真逆の意味になってしまうんですから、混乱してしまいますよね?

 

ケンゾーも、まだ超初心者だったころ非常に悩みました。
毎回「エム」が出てくる度にイライラさせられました。

 

でも、しょうがないんです。
こういう風に決まってしまっているので。
これだけは申し訳ないのですが、「こういうもんだ」と思って覚えちゃってください。

 

その代わりと言ってはなんですが、ひとつだけ裏技を教えちゃいましょう。
おなじ「エム」でも、

・大文字の"M"は"メジャー"
・小文字の"m"は"マイナー"

 

です!!
これだけ頭に入れておけば、混乱も防げますね?

 

 

「エム」が混在する理由は?

なぜ、7thがこんな混乱をまねく書き方になったのかは、よくわかっていません。

 

実際に使われることが多いのは7th(短7度)の方だから、だとか
減7度の音があるからだ、だとか、いろいろな説があります。

 

この減7度というのは、短7度よりも、さらに半音ひとつ分下の音です。

 

記号で書く時は、
dim7(ディミニッシュ・セブンス)
となります。

 

あまり使われることはない音ですが、これがあるせいで、
dim7(ディミニッシュ・セブンス)→7(セブンス)→M7(メジャー・セブンス)
という呼び方になってしまったのかもしれません。

 

さらに問題となるのは、この"dim(ディミニッシュ)"という記号の中にも
「m」の文字があることです。

 

すごい混乱しますよね?
でも、ごめんなさい・・・・しょうがないんです。
「こういうものなんだ」と思って割り切りましょう。

 

 

・大文字の"M"は"メジャー"=長7度
・小文字の"m"は"マイナー"=短7度
・"dim"は"ディミニッシュ"=減7度

 

だと、これだけ覚えておきましょう。

 

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