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基準周波数

ギターなど、頻繁にチューニング(音の調整)が必要になる楽器を弾いている人は、
「A=440」というような数字を見たことがあると思います。

 

この数値を「基準周波数」と言います。
音の高さを数字で表したものです。

 

 

基準周波数

音楽を演奏する時には、正確な音を出す必要があります。
そのためにチューニングという、楽器から出る音の高さを
調整する作業が必要になるのです。

 

しかし、それぞれの音をどれくらいの高さにするか?
という基準が決まっていないと、合わせることができません。

 

誰にでもわかりやすく「ラの音はこの高さである」
と決めたのが「A=440」という"基準周波数"なのです。

 

基準周波数ができた理由

古代の音楽では、音の基準なんてありませんでした。
めいめい勝手に音を調整していました。

 

でもそれじゃあ、大勢の人が一緒に演奏したりするときは困ってしまいますよね?
ということで、近代に国際的な会議で決められたのが「基準周波数」なのです。

 

現代はA=440Hzという基準を使用するのが標準的になっています。
これは「ピアノの鍵盤で真ん中のラの音(A音)の周波数を440Hzにする」
という意味です。

 

みんながこの高さで音を合わせれば、正確な音を出すことができるのです。

 

 

基準周波数の表し方

基準周波数は「A=〇〇Hz」という形で表します。

 

音楽には、会議で基準値が決められる前に作られたものもたくさんあります。

 

そんな時代に作られたクラシックの楽曲などでは、
A=444Hzだとか、A=448など、
ちょっと違った高さでチューニングすることもあります。

 

また最近では、A=432Hzが最も音楽らしく聞こえる。
といった意見もあります。

 

近年発売されているチューナーでも、基準値を自由に変えられるものが多くなっています。

 

 

ですが、あくまでもそれらは特別な例です(今のところ)。
ですから、まずは「基準はA=440Hzだ」
とだけ覚えておけば良いでしょう。

 

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