リズムに乗って拍子を合わせてみよう

音楽の重要な要素のひとつに「リズム」があります。メロディーに比べると、軽く見られがちですが、音楽を表現するときにはリズムだってとても大事なんです。正確な音程が出ているのに何故か下手に聞こえてしまうのは、リズムが合っていない時なんです。リズムはまた、感情表現にもかかわってくる要素です。音楽をより楽しく演奏するために、リズムのことをもっと良く知っておきましょう!

 

リズムに乗って拍子を合わせてみよう記事一覧

突然ですが、皆さんは応援などで手拍子を打ったことはありますか?パンパンパン・パンパンパン・パンパンパンパンパンパンパン、という、3.3.7拍子などが有名ですね?ああやってみんなで合わせて手を打つと、気分が高揚して、楽しい気持ちになりますよね?リズムを無視してやみくもに手を叩くよりも、断然テンションが上がるのは何故なのでしょう?そんな一体感を生み出すのも"リズム"が持つ力のひとつなんです。リズムの持...

楽譜を見ると、ト音記号などの横に、分数のような数字が書いてあります。あれを「拍子記号」と言います。音楽には"拍子"という大きな柱があり、それにそってリズムが作られます。拍子記号は、その曲をどんな拍子で演奏するかが表されています。拍ってなに?拍子というものを説明する前に、"拍"(はく)とは何か?を理解しておきましょう。「拍」とは、音楽の流れの中で基本となる、規則的なリズムのことです。難しく考えること...

前回は「拍子記号」について説明しましたね?音楽に使われる拍子は、4分の4拍子だけではありません。他にもいろいろな拍子があります。よく使われる拍子数字は無限ですから、拍子記号も無限に書くことができますけれども、何でもかんでも適当に書いてはいけません。"音楽"においては、使われる拍子も限られてきます。4分の4拍子最も良く使われるのが、4分の4拍子です。聞き覚えのあるリズムですよね?なんだか聞いていて落...

楽曲のムードや雰囲気を決定する重要な要素のひとつに"テンポ"があります。テンポとは「その曲をどれくらいの速さで演奏するか?」をあらわしたものです。いわば、楽曲の演奏スピードのことですね。テンポとはたとえば、等しい時間間隔で刻まれるリズムがあったとします。これを拍節(メトルム:Metrum)と言います。そこで正確な間隔で打たれる規則的な音のひとつひとつを拍(モーラ:mora)と言います。この、拍の打...

前回は、テンポを言葉で表現する速度記号を説明しました。もうひとつ、テンポを表す方法があります。それが、テンポのスピードを数値化して、数字で楽譜に書き込む方法です。テンポを数字で書く方法さっそく具体的な使い方を見てみましょう。「=120」のように直接数字が書いてあります。これは「1分間に1拍を何回打つか?」という意味です。上の例は4分の4拍子なので、1分間に"四分音符"を"120回"打ちます。この数...

リズムは、曲の雰囲気に影響する重要な要素です。同じメロディーでも、リズムが違うと、全く違う曲に聞こえることもあります。今回は、リズムの違いによる曲調の変化を見ていきましょう。リズムを変えて演奏すると?例えば、こんなメロディーがあったとします。これを、いろいろなリズム(テンポ)で弾いてみましょう。(「リズム」は「テンポ」に支配されます。かなり難しい話になりますので、興味のない人はこの括弧書きの中は読...

ポップスやロックなどでは「ウラにアクセントを入れる」なんて言ったりします。この"ウラ"って一体、どこなんでしょうか?ウラは偶数の拍ウラという概念を知るために、まずはこの演奏を聞いてみましょう。こんな風に、偶数の拍の時にアクセントを入れると、なんだかノリが軽くなるように感じますね?これが「ウラをとる」ということです。ウラというのは、表・裏のウラのことです。4分の4拍子のときに、1・3拍の奇数拍を表と...