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音を数字で表す周波数

音の名前を表す方法はいろいろあります。
「音名」や「階名」もそのひとつです。

 

もっと科学的に、数字で音を表すこともあります。

 

 

周波数ってなに?

音というのは、空気の振動によって伝わります。
pic54.gif

 

このとき、音が振動する回数が多いほど、高い音になります。
逆に、振動する回数が少ないと、音は低くなります。

 

「周波数」というのは「1秒間に振動する回数」のことです。

 

単位をHz(ヘルツ)と言います。
千以上の大きな数値になるとkHz(キロヘルツ)とあらわします。
1kHz=1000Hzです。

 

周波数は正確に音の高さを表すことができます。
基準にするにはもってこいなのです。

 

一つ一つの音がどれくらいの周波数なのか?
など、難しいことは覚える必要はありません。

 

周波数が高くなる⇒音が高くなる
周波数が低くなる⇒音が低くなる

 

ということだけ知っていれば良いでしょう。

 

 

周波数帯域

大まかに、低音・中音・高音と分けた帯域を周波数で表すと

低音 500Hz 以下
中音 500Hz~1KHz
高音 1KHz 以上

 

となります。

 

もちろん、それぞれの帯域で重なる部分もあります。
また、解釈によっては数値が前後することもあります。

 

これもまた、厳密に数値を覚えておく必要はありません。
パッと数字を見たときに、何となくそれが低音か中音か判断できる。
それくらいだいたいの数値を覚えておけば良いでしょう。

 

分かりやすくすると、

帯域 だいたいの桁 代表的なHz表示
低域 2桁~3桁前半 50Hz、100Hz
中域 3桁後半~1桁キロ前半 800Hz、1KHz
広域 1桁キロ後半~2桁キロ以上 5KHz、100KHz

 

となります。

 

こちらの方がより簡単ですね?
だいたいの数値を覚えておいて「これは低音だ」とか「高音だ」など
判断できるようにしておくと、何かと便利ですよ。

 

 

もちろん、こんなことを覚えなくても楽器を演奏することはできます。
大切なのは、次回学習する「基準周波数」です。

 

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